○議長(
西川寿夫君)
提案理由の説明は終わりました。
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△日程第4 行政視察報告
○議長(
西川寿夫君) 日程第4行政視察報告を行います。 広報広聴委員会委員長、寺越和洋君。 〔広報広聴委員会委員長(寺越和洋君)登壇〕
◆広報広聴委員会委員長(寺越和洋君) おはようございます。 広報広聴委員会の行政視察報告を申し上げます。 当委員会は、去る11月10日、11日の2日間、愛知県津島市、岐阜県可児市を視察研修してまいりました。 まず初めに、愛知県津島市での議会報告会の
取り組みについて報告申し上げます。 津島市議会は、平成23年5月に施行された議会基本条例の中に議会報告会の実施を規定し、その詳細を議会報告会実施要綱で定め、ことしの開催で5年目を迎えます。 開催方法については、市内8つの小学校区ごとに会場を設け、年1回、連続した土・日曜日の日中の時間帯に開催しています。 報告者は3つの常任委員会委員が均等になるように20人の議員を4班に5人ずつ分け、1日4会場で開催し、毎年1つの班が2会場で実施することにしています。 議会報告会の資料については、資料作成委員として各班から2名ずつ選出し作成しています。 報告の内容は、市の広報にも載っている当初予算の概要等はせずに、各常任委員会で審議された項目の中から市民が興味を持っている分野、例えば、医療や教育といった2つから3つのテーマに絞って報告しています。 報告会自体は2時間程度としていますが、できるだけ市民との意見交換の時間を設けたいとの考えから、報告時間は約40分としています。 津島市が取り組んでいるテーマを絞って、市民が興味のあるものを重点的に報告する方法は、これから開催していく上で大いに参考になるものと思います。 また、年1回の開催ではありますが、それまでに全議員参加の打ち合わせ会や資料作成検討委員会、班代表者会議、開催日が近くなると、班ごとにリハーサルを実施、さらに街頭PR活動として、津島駅前や大型ショッピング
センターでチラシを配るなど入念な準備を行い、議会報告会に臨んでいるお話をお聞きし、大変御苦労をされている一方で、参加者が多い、少ないではなく、市民に対して議会としての活動を知ってほしいという強い思いを感じたところであります。 加えて、報告会での市行政に対する要望、提言等で重要なものは議長において取りまとめ、市長へ文書にて報告しています。 次に、岐阜県可児市でのICTを活用した議会の情報発信について報告申し上げます。 可児市は、近年、議会改革を積極的に推進し、日経グローカル紙が実施した議会改革度調査でも、平成25年の109位から平成26年では19位と順位を上げ、さらに、ことし11月に早稲田大学マニフェスト大賞を受賞しています。 そのような中、攻めの情報発信として、フェイスブックなどICTを活用した
取り組みをしています。 ホームページは個人が情報を取りにいかないと入手できないのに対し、フェイスブックは、読者がいいねとすると、その友人にも情報が拡散していきます。その利点を生かして、積極的に議会の情報を投稿しています。 また、フェイスブック自体は無料ということで費用もかからず、多くの方に議会の活動を知ってもらうことができるため、情報発信ツールとしてはよいと話されていました。 本議会は、ことしより議会だよりのリニューアルを行い、市民にわかりやすく議会活動をお伝えするように努めているところでありますが、可児市議会の
取り組みは、開かれた議会を目指している本市議会にとって新たな情報発信の方法として大変参考になるものでありました。 そのほかにも、さまざまな議会改革の
取り組みを説明していただきました。その中で、可児市議会も平成24年2月から年2回、春と秋に議会報告会を開催しています。 開始当初は本議会と同様にパワーポイントによる説明をしていましたが、苦情や要望を聞く場になる一方、一言も話さずに帰られる参加者もいることから、昨年から報告会とあわせてグループ形式での意見交換を実施しています。グループには議員も加わり、議会だよりを使って行うこととしております。 また、市の魅力を知る場、地域への愛着や若い人の流出を防ぐため、人材育成を目的としたキャリア教育を、地元の高校生やテーマにより各種団体の構成員、例えば医師会、金融機関職員なども参画し、グループ形式で意見交換を実施しております。 グループ形式にすることで、自由闊達に意見が交わされるなど成果を上げ、政策につながったものもあり、高校ではキャリア教育に参加することを義務化するほどになりました。 本市議会においても若い世代を対象とした議会報告会の開催を行いたいと考えている中で、グループによる意見交換で多くの意見を聞くことのできるこの
取り組みは大いに参考になるものであると思いました。 以上、詳細な資料については事務局に保管してありますので、御一読いただきますようお願い申し上げ、広報広聴委員会の行政視察報告を終わります。
○議長(
西川寿夫君) 広報広聴委員会の行政視察報告は終わりました。 観光交通特別委員会委員長、安田竹司君。 〔観光交通特別委員会委員長(安田竹司君)登壇〕
◆観光交通特別委員会委員長(安田竹司君) 観光交通特別委員会の行政視察報告を申し上げます。 当委員会は、去る11月5日から6日にかけて、神奈川県伊勢原市及び埼玉県川越市にあるイーグルバス株式会社を視察研修してまいりました。 まず、伊勢原市の平成大山講プロジェクト推進事業について申し上げます。 伊勢原市には、古くから信仰の山として栄えた霊峰大山があり、江戸時代には大山参りを目的とした組織、大山講でにぎわっていました。 その大山の魅力を再発見・再評価して、多くの人が訪れ、にぎわう国際観光地を目指し、県や近隣市、民間事業者、地元大学などと連携してプロジェクトを推進しております。 主な
取り組みとしては、神社仏閣にて県知事や県の観光大使によるトークショーやプロジェクションマッピングの投影、紅葉のライトアップ、夏には参道に大きな絵灯籠の設置などを行っております。 誘客対策としては、まず、首都圏の主要駅やサービスエリア、大山にゆかりのある商店街などで精力的にキャンペーンを実施しております。 また、外国人旅行者を取り込む対策といたしまして、旅館、飲食店などの従業員を対象に、外国人への対応の仕方や簡単な外国語を習得できる講座の開催、県内の留学生を対象に先導師旅館に宿泊し、行衣を着て山頂まで歩く宿坊体験ツアーを実施しております。 さらに、海外メディアへのPR、外国語併記の道標や案内板を順次整備しております。そのほか、受け入れ環境の整備としては、トイレの洋式化や手すりの設置などのバリアフリー対策を行っております。 これらに取り組んだ結果、事業開始1年目で目標の観光入り込み客数が110万人に達成いたしました。 この視察で私どもが最も関心を持ったことは、県の支援や知事のトップセールスであります。本市においても2年後の2017年に白山開山1300年を迎えます。近隣市町でも霊峰白山からの恩恵を大きく受けていることから、開山1300年事業は県全体への経済等の波及効果も十分に期待され、今まで以上に県との連携強化が重要であると感じております。 次に、イーグルバス株式会社の地域公共交通の
取り組みについて申し上げます。 イーグルバスは、埼玉県川越市に本社を置き、公共交通における社会問題を解決しながら、路線バスや観光バス事業などを展開しております。 視察当日は、関東運輸局の地域交通マイスターとして御活躍されている谷島賢社長から御講義をいただきました。 少子高齢化とともに交通弱者がふえていますが、それにもかかわらず路線バスの利用者の減少やさらには廃止が課題となっています。 谷島社長からは、利用者がいないバスは環境を汚しているだけで、補助金が出ていれば税金の無駄遣い、さらに、全国的に運転手が不足している中で社会に貢献していない業務は運転手の尊厳を傷つけることから、利用者がいないバスの運行は罪悪であると言われました。 イーグルバスは、住民のニーズと運行形態等が一致していない現状のダイヤをGPS等でバス停間の平均乗車人員、遅延時間のデータなどが算出されるダイヤ最適化システムを開発したことにより、運行が不要な区間などが判明できるようになりました。また、顧客ニーズを把握したりするため、アンケート調査の実施や住民との討論会を行っております。 これらをもとにダイヤや運行ルートの見直しを行った結果、コストの削減と利用者の増加により、赤字路線を黒字に転換しております。 また、イーグルバスは、過疎地での運行も引き継いでおります。過疎地でのバスの問題は、運行本数が少ないことです。 そこで、コストを上げずに運行本数をふやすため、長距離で結んでいた路線の真ん中にハブ機能を持たせたバス
センターを設置し、複数のルートを集約することで、乗客はバス
センターで乗りかえ、さまざまな場所にアクセスできるようになりました。また、バスはバス
センターで折り返し続けるので、車両数自体は変わらず、運行本数はこれまでの1.5倍以上となっております。 このハブ機能に加え、山間地域においては独自のデマンド方式を採用し、住宅の5軒に1カ所、サブバス停を設置し、バス
センターまで運行して乗りかえることとしております。 これらハブ機能とデマンド方式の組み合わせにより、観光客の取り込みにも成功したとのことでもあります。 イーグルバスの運行データと住民のニーズに基づいたダイヤの最適化と山間地域における住民と観光客の利便性向上の
取り組みは、本市の地域公共交通にも大いに参考になると考えております。 以上、大まかに行政視察の報告を申し上げましたが、詳細な資料につきましては事務局に保管してありますので、御一読いただきますようお願い申し上げまして、観光交通特別委員会の行政視察報告を終わります。
○議長(
西川寿夫君) 観光交通特別委員会の行政視察報告は終わりました。
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○議長(
西川寿夫君) 本日の議事は、これをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。 議事の都合により、明日2日から7日までの6日間は本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
西川寿夫君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は、8日午前10時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時49分散会
---------------------------------------(参照) 平成27年
白山市議会12月会議予定表(審議期間18日間)日次月日曜区分開議時刻議事第1日12月1日火本会議午前9時議会運営委員会午前10時 諸般の報告
会議録署名議員の指名
議案上程
説明
行政視察報告本会議終了後全員協議会第2日12月2日水休会 (一般質問締め切り 正午まで)午後1時30分広報広聴委員会第3日12月3日木休会 第4日12月4日金休会 第5日12月5日土休会 第6日12月6日日休会 第7日12月7日月休会 第8日12月8日火本会議午前9時議会運営委員会午前10時 質疑
一般質問第9日12月9日水本会議午前10時 一般質問
委員会付託本会議終了後議員協議会第10日12月10日木休会 (一般質問予備日)第11日12月11日金休会午前10時総務企画・文教福祉・産業建設常任委員会第12日12月12日土休会 第13日12月13日日休会 第14日12月14日月休会午前10時予算常任委員会第15日12月15日火休会 (常任委員会予備日)第16日12月16日水休会午前10時観光交通特別委員会午後1時30分
地方創生特別委員会第17日12月17日木休会 (委員会予備日)第18日12月18日金本会議午前11時議会運営委員会午後1時全員協議会午後3時 諸般の報告
委員長報告、質疑、討論、表決平成27年
白山市議会定例会 会期 3月2日(月)~平成28年2月29日(月)365日間
--------------------------------------- 平成27年
白山市議会12月会議提出事件一覧表事件の番号 件名議案第110号 平成27年度白山市
一般会計補正予算(第3号)議案第111号 平成27年度白山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)議案第112号 平成27年度白山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)議案第113号 白山市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例について議案第114号 白山市
税条例等の一部を改正する条例について議案第115号 白山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について議案第116号 白山市立
公民館条例の一部を改正する条例について議案第117号 白山市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について議案第118号 白山市介護保険条例の一部を改正する条例について議案第119号 町の名称の変更について議案第120号 コミュニティ施設等の
指定管理者の指定について議案第121号 文化会館等の
指定管理者の指定について議案第122号 体育施設等の
指定管理者の指定について議案第123号 児童館の
指定管理者の指定について議案第124号 老人福祉
センター等の
指定管理者の指定について議案第125号 健康増進
センターの
指定管理者の指定について議案第126号 福祉ステーションの
指定管理者の指定について議案第127号 営農飲雑用水施設の
指定管理者の指定について議案第128号 農村集落
センターの
指定管理者の指定について議案第129号 農林水産加工販売施設の
指定管理者の指定について議案第130号 農業有機物供給
センターの
指定管理者の指定について議案第131号 商工施設の
指定管理者の指定について議案第132号 勤労者体育施設の
指定管理者の指定について議案第133号 交流研修施設の
指定管理者の指定について議案第134号 市民工房等の
指定管理者の指定について議案第135号 「
湊小学校大規模改造・地震補強他工事(
建築工事)請負契約について」の議決の一部変更について議案第136号 財産の譲渡について陳情第6号 松任文化会館の今後のあり方について陳情第7号 北陽ペンギンクラブ施設の早期整備に関する要望について陳情第8号 天狗橋下を通行できるよう改良を求める要望陳情第9号 沖縄の米軍普天間飛行場代替施設建設の早期実現、沖縄米軍基地の整理縮小及び負担軽減を求める意見書の採択を求める陳情
--------------------------------------- 平成27年
白山市議会12月会議陳情書一覧表陳情番号受理月日件名及び要旨提出者送付委員会69月16日 松任文化会館の今後のあり方について
松任文化会館は、地区住民のシンボル的な存在でもあり、駅前の顔ともいえることから、今以上に使いやすく愛着を感じられる建物として大
規模改修と耐震補強を施し、継続して使用されるよう要望します。白山市松任地区町会
会長
北村俊一文教福祉
常任委員会79月16日 北陽ペンギンクラブ施設の早期整備に関する要望について
現在、北陽ペンギンクラブが使用している施設は、老朽化により使用できる部分が限られ、学習や遊びに十分な空間が確保できない状況です。学齢期の
子供たちの安心・安全な生活の場にふさわしい施設として、早期整備を要望いたします。社会福祉法人松任中央福祉会
理事長
車古邦夫文教福祉
常任委員会89月28日 天狗橋下を通行できるよう改良を求める要望
手取川を生涯スポーツの場として活用するため、県道を横断せず、美川から鶴来までの堤防をノンストップで通行できるよう、天狗橋下通路の改良を要望します。白山市体育協会
会長
黒島秀介
外1人産業建設
常任委員会911月12日 沖縄の米軍普天間飛行場代替施設建設の早期実現、沖縄米軍基地の整理縮小及び負担軽減を求める意見書の採択を求める陳情
市街地にある米軍普天間飛行場の危険性の除去やオスプレイ等の騒音及び危険性の軽減、また、沖縄に集中している米軍基地の整理縮小を全国の自治体で検討していただくとともに、普天間飛行場代替施設建設の早期実現と沖縄米軍基地のさらなる整理縮小及び負担軽減を求める意見書の採択を求めます。沖縄県名護市辺野古932-26
名護市議会議員
宮城安秀
外10人総務企画
常任委員会...